マンジャロの打ち方と保管

マンジャロ.tokyo編集部|最終確認 2026-09-30

要点
  • 週1回、同じ曜日に、お腹か太もも(手助けがあれば上腕の後ろ側)に皮下注射します。毎回、打つ場所を少しずらします。
  • 保管は冷蔵(2〜8℃)・光を避ける・凍らせない。凍ったものは使いません。冷蔵庫が使えないときは、30℃以下・外箱のまま・21日以内なら室温で置けます。
  • 打ち忘れたら、次の予定まで3日(72時間)以上あれば気づいたときに打ち、72時間未満なら飛ばします。2回分を一度に打つことはしません。

注射する場所

添付文書は、皮下注射を腹部・大腿部(太もも)・上腕部に行い、同じ部位の中で打つときは毎回場所を変えること、静脈や筋肉には打たないことを決めています。患者向医薬品ガイドでは、自分で打つのはお腹か太もも、操作の訓練を受けた人の手助けがあれば上腕の後ろ側にも、と説明しています。

注射した場所の赤み・かゆみ・痛み・腫れは、添付文書で1〜5%未満の頻度で報告されています。日本イーライリリーの一般向けの案内は、注射の後に皮膚に薬液や血液が付いたときはカット綿かガーゼを当て、注射部位をこすらないようにとしています。

アテオスの操作は3つ

マンジャロは1回使い切りの注入器(アテオス)に入っています。日本イーライリリーの一般向けの案内では、操作は次の3つです。

  1. 灰色のキャップをまっすぐ引いて外す。外したキャップはすぐ捨て、はめ直さない。針には触れない。
  2. 透明な底の面を皮膚にしっかり当て、緑の目印をロック解除の向きに止まるまで回す。
  3. 紫色の注入ボタンを押す。1回目の「カチッ」(注入が始まる)から2回目の「カチッ」(終わり)まで押したままにする。透明な部分に灰色のゴムのピストンが見えれば終わり。

同じ案内には、2回目の音が聞こえなくても、ボタンを押し切ってから遅くとも10秒で針は戻ること、空打ちは要らないことも書かれています。使う前には、ラベルで薬の名前・量・使用期限を確かめ、薬液が無色〜わずかに黄色で、凍っていない・濁っていない・浮いているものがないかを見ます。量によってラベルの五角形の部分の色が違います。

実際の使い方は、処方した医療機関・薬局の説明と、製品の取扱説明書に従ってください。このページは公式の案内の要約です。

保管のしかた

添付文書・患者向医薬品ガイドの決まり
ふだん冷蔵庫など(2〜8℃)で、光を避けて保管。凍結を避ける
凍ったとき使わない
室温に置くとき30℃を超えない場所で、外箱から出さずに保管し、21日以内に使う
そのほか子どもの手の届かないところに置く

日本イーライリリーの一般向けの案内には、冷蔵庫から出して何分待たなければならないという決まりはないこと、硬い床や地面に落としたときは新しいものを使うことも書かれています。夏の車内や直射日光の当たる場所は30℃を超えることがあります。

打ち忘れたとき・曜日を変えたいとき

場面添付文書の決まり
次の予定まで3日(72時間)以上ある気づいたときにすぐ打ち、その後はもともとの曜日に打つ
次の予定まで3日(72時間)未満打たずに、次の予定の曜日に打つ
曜日を変えたい前回から少なくとも3日(72時間)以上あける

患者向医薬品ガイドは「決して2回分を一度に投与しないでください」としています。同じ週1回の注射でも、オゼンピックは曜日を変えるときの間隔が48時間など、薬によって決まりが違います(ほかのGLP-1の薬との違い)。

使い終わった注入器の捨て方

患者向医薬品ガイドは、使い終わった器具は主治医・医療機関から指示された方法で捨てるよう求めています。日本イーライリリーの案内も同じで、捨てるときは針が出ていないことを確かめるよう書いています。家庭ごみに出してよいかどうかは、医療機関や住んでいる自治体によって扱いが違うため、処方を受けたところで確かめてください。

余った薬は、ほかの人に渡してはいけません。処分のしかたは薬局や医療機関に相談します。

質問と答え

冷蔵庫から出してすぐ打ってもいいですか?

日本イーライリリーの一般向けの案内には、冷蔵庫から出して何分以上待たなければならないという決まりはない、と書かれています。

注射した後、揉んだりこすったりしてもいいですか?

添付文書と患者向医薬品ガイドには揉むことの記載はありません。日本イーライリリーの一般向けの案内は、皮膚に薬液や血液が付いたらカット綿かガーゼを当て、注射部位をこすらないようにとしています。気になることは処方した医師・薬剤師に確かめてください。

旅行に持っていくときは?

冷蔵できないときは、30℃を超えない場所で外箱のまま21日以内という室温の決まりの範囲で扱います。凍らせないこと、落としたら使わないことにも気をつけます。飛行機などの細かい扱いは、処方した医療機関・薬局に確かめてください。

このページの根拠(原文を開いて確かめた資料)
  1. マンジャロ皮下注 電子添文(2026年9月改訂 第11版)|PMDA(2026-09-29確認)
  2. マンジャロ皮下注 患者向医薬品ガイド|PMDA(2026年6月更新)
  3. マンジャロの使い方(アテオス)|日本イーライリリー(2026-09-30確認)

ここに書いているのは公的な資料の要約です。あなたの体に合うかどうかの判断はできません。使い始める・中止する・量を変える前に、処方を受けた医師か薬剤師に確かめてください。医療機関の紹介や薬の販売は行っていません。